「これから振付をやることになったけど、事前に何をやればいいのかわからない」
「曲が出来たけど、踊りの振付が思い浮かばない…センスがないかも…」
そう思っている方、めっちゃ気持ちわかります!!!
でも、コツを抑えたら、今より簡単にできます!!
悩みに悩んで振付を作った自分の経験をポイントで伝えられたらと思います。
振付を作る上で意識したほうがいいポイント
1、才能がなければ沢山の動画を見て学ぶべし!!
そもそも振付が天から降ってくることはないです。
振付を考える上で一番大事なのは、
「どれだけ手札を持っているか」
これにかかっています。
例えば、英語を話そうとしても、単語を知らないと話せないですよね。
まず単語を多く知る。つまり
「どういった踊りがあるのかのレパートリーを増やすこと必要です。」
感覚で作ることもありますが、基礎の動きを知ってこそです。
そのためには沢山の動画で踊りを見ることが大事です。
ただし、他チームの今年度、前年度の振りをまるまる真似するのだけは気をつけましょう。
2、観客との距離を意識すべし!!
よさこいはチームで踊ります。なので一人で踊って良くても、全体で見ると微妙な振付には注意が必要です。
会場によっては、少し離れたところにも観客がいます。振りは全身を使って、大きくはっきりと!が鉄則です。
例えば、身体の正面で手だけ動く振付は遠くで見るとよくわからないこともあります。
さらに、パズルみたいにピースだけではわからなくても、全体で見ると成立する振付もあるので、事前にそうする部分は決めた方がいいです。
3、借り物ではなく自分のものにすべし!!
せっかくいい振付を考えてもそれを自分のものにしないといいかどうかなんてわかりません!
最初は借りてきたとしても、そこから踊り込んで微調整して曲になじませないといけません。
踊り込んでなくてぎこちないのか、
そもそも振付が曲調にあってないのか。
どっちかははっきりさせないといけません。そのためには自然に踊れるようにすべきです!
4、衣装を意識すべし!!
振付は衣装の影響と受けやすいです。
せっかく和風の服装なのに、踊りはヒップホップだったり、ロボットダンスだったら勿体無いですよね。
辛いカレーだと思ったのに、実は激甘カレーとか……ねえ。
服装によって映える振付もあれば、わかりずらい振付もあります。
例えば長半纏など袖口が大きい衣装だと、手を回す動きは生えますが、腕を細かく揺らす動きはわかりづらくなります。
また衣装替えをする場合は、その時間を十分に確保し、魅せる脱ぎ方まで考える必要があります。
5、振りをズラすべし!!
全員で同じ踊りをするのは統一感があり好きですが、メリハリがなく、飽きやすいです。
それを簡単に解消するのがズラしです。
一箇所からから順番に動いていく「波」は綺麗に流れると、それだけで「おおーっ!」と感動できます。
また、ABCの3パートを作り、ズラすのも有効です。
3グループ作り、それぞれが
A→B→C、B→C→A、C→A→B。
の順に踊ると、動きに変化ができ、また違う見え方ができます。
6、踊らない移動の時間を意識すべし!!
よさこいでは3つの演舞形式があります。
1、ステージ形式…
その場で踊ります。
見るなら正面がベスト!
2、パレード形式…
道路で踊ります。曲の中で踊りながら移動します。
見る時はスタート地点にいると、後半は置いてけぼりになることがあるので注意。
3、静止パレード形式…
パレード形式で踊りますが、その場で動かない。
見る時はどこでもしっかり見れますが、全体を見ることが難しいです。
どの形式でも、ずっと同じ場所で踊っているわけではなく、フォーメーション変化します。なので移動の時間が必要になります。
パレード会場によっては100mの会場、60m会場などさまざまな場所があります。100人くらいいるチームでは列が多い分、進む距離が短くなりますが、40人くらいのチームだと、移動距離も増えちゃいます。
なので、振付の時から移動時間が短かったり、隊列移動で無茶させると、全力で必死に走ると見ている人にその必死さが伝わってしまい、せっかくの演舞の印象が別ものになってしまうことになります。
また、移動前の振りを工夫することで移動がスムーズになることもあるので動くことも考えて作る必要があります。
7、前に進む動きを作るべし!!
パレードで必要なこととして、
「前に進む振付」も必要になります。
…これがとっても大変でした。
基本的に、前にも進めるし、その場で踊ることもできる振付が必要です。
そう、水陸両用のMSズゴックみたいなマルチさが大事…わかりやすく言うと、メールや電話などの連絡手段であり、インターネットとして検索手段でも使えるスマホみたいな感じです。
パレードを意識せず、ステージのみを意識した振付を作った結果、移動が全てになり、陸上競技並みの全力で走る羽目になります。しかもその後すぐ踊るという呼吸にも膝にも悪いフォーメーションになります。
前に進む振りができても、歩幅が合わないことがあります。足の長さは個人差があります。そこは頑張りましょう。
まとめ
振付作りはチームの大事なところです。
そして、一度完成したら終わりではなく、自分たちの踊りが回数を重ねると成長するように、振付も修正していって成長させていきましょう。
そうすれば自分たちにとって特別な「戦友」ができます。
1、才能がなければ沢山の動画を見て学ぶべし!!
2、観客との距離を意識すべし!!
3、借り物ではなく自分のものにすべし!!
4、衣装を意識すべし!!
5、振りをズラすべし!!
6、踊らない移動の時間を意識すべし!!
7、前に進む動きを作るべし!!