「よさこいって鳴子持って踊るだけなの?」
「踊りは苦手なんだけどよさこいに関わりたい!」
「お前はよさこいチームでなにやってたの?」
よさこいの花形は踊り子だ!
と思われているあなた。
実はよさこいって踊り子だけじゃないんです!
意外にも、たくさんの役割があり…!
実際にステージに上がる人はどんな役割の人がいるのか紹介していきます!
チーム内の役割
よさこいで必要な役割としては
「踊り子」
よさこいは踊り子がいないと始まらない!
鳴子を鳴らし、掛け声を出しながら踊ります。
一糸乱れない踊りだったり、激しく統一感がないように見えて気づいたらフォーメーションが変わっていたり、時には綺麗に、力強く自分達で作った振付で踊っていきます。
チームによっては100人をこえる人数でステージいっぱいを使って踊っている姿は壮観です。
多くのチームがさまざまなパートに分かれて踊っています。
例えば、男女に分かれて踊ったり、衣装で分かれて踊ったりします。
また、チームによっては扇子や小旗などの小道具も使ったりします。
なので、参加人数や踊るパートが毎回変わるので、全く同じ演舞は1つもないです!
見る方も全体で見るもいいし、個人の動き見てもよし!
フォーメーションやパートの踊り子が変わるので、雰囲気が変わります。
すると、見るたびちょっとした変化があるので、新たな発見があって楽しいです!
踊り子の時は、踊る前はうまく踊れるか心配だったりします。
観客の反応が気になったりで、ドキドキしますが…
いざ踊り始めると、初めは緊張でいっぱいいっぱいです。
周りにフォローされながらでも1曲踊れると踊れた達成感や、周りからの想像以上の拍手に
「今までやってきてよかった!」
と興奮状態になること間違いなしです!
さらにうまく踊れたり、会場の雰囲気が良くて、実力以上の踊りができたりした時は、普段味わうことができないような爽快感や達成感が体験できます。
そんな踊り子のイメージとしては、RPGでいうと、
まさに『勇者』!!
勇者なくして物語が始まらないのと同じで、踊り子なくしてよさこいは始まりません!!
この達成感、主人公感を経験すると、「俺を見ろ!!」って思うようになります。
そう思えるようになったら、もうあなたはこちら側。よさこいにハマってます。
さらに
『俺がよさこいだ!!』
なんていうようになったらもう立派な「よさこいマイスター」。頑張ってトランザムしてください。。。
そして次に紹介するのは、
「口上」
いわゆるMCです。
チーム紹介や、曲中の語りをします。
基本的に一人だが、チームによっては2人で掛け合いもあり。服装も異なることもあり結構目立つ。
役割としては、曲が始まる前にどこから来たチームで、どういう思いがあってやっているのか、チーム紹介で魅力を伝えて興味を持ってもらう。
これができるのが口上の人の特権です。
そして、曲を始めるセリフをいうのも口上の役割です。
曲中の語りの部分は曲のテーマである伝統民謡についてや、場を盛り上げるような言葉を入れてくれます。
その語りによって観客を引きつけ、踊っている側さえワクワクさせてくれます。
口上のイメージとしては、RPGでいう
『魔法使い』です。
場の雰囲気を作ったりすることで相手(観客)に影響を与えることもでき、曲中の心踊る言葉によって、仲間にもパフをかけてくれる。
口上は演舞のクオリティを高めてくれる必要不可欠な役割です。
地域チームでは、口上の人はチーム代表が多い印象があります。あまりコロコロと変わることが少ないので、自分もやりたいと思って人は口上ができるチームを探してみてください。
学生チームは毎年チームの中心の学年が変わるので狙い目です!
そしてつぎは、YOSAKOIソーランで多いです!
「旗振り」
チームの旗を振る人。ソーラン節といえば大旗ですね!大きな旗だと注目されやすく、カッコイイ。
ただ旗振っているだけだと思っているそこのあなた!
そんなことはありません。曲の雰囲気によって振り方を変えてます!
盛り上がる時は、激しく振り、静かな曲調の時は振らなかったり、踊りを目立たせる時は控えめに、といった風に曲調や踊りに合わせて振っていきます!
そして詳しくはわかりませんが、旗の振り方もいくつかの方法があって、奥が深いようです。
旗は、4〜5mくらいの高さがあり、風が強い日は風に持ってかれて振りにくい。雨の日には旗が水を吸ってしまい、ただでさえ重いのに2倍3倍にも重くなり、振れなくなってしまいます。
そんな風に天気によって左右されやすい旗振りのイメージは、RPGでいうと
重装備で盾を持った『戦士』です。
どっしりと構えチームを安定させてくれる。かつ、チームによっては旗がメインの場面があったりといいところで輝いてくれるのが旗です!
旗はイベントによっては、
「大旗の共演」
もあります。ここでは各チームの旗の紹介があり、普段は見せないような旗振りのスキルを披露してくれたりもします!(振っている途中に前転するパフォーマンスしている人もいました!)
各チーム自慢の旗が一度に振っている様子は迫力があり一見の価値ありです。
影響を受けやすい僕は、そのあとこっそりと旗を振ろうとしましたが、旗は結構重く5回くらいしか振れなかったです…
ちなみに女性でも振っている人もいました…←すごい!
そのほかにもチームによっては
和太鼓などの音楽部隊、弾幕などの舞台装置を扱う大道具部隊なども活躍します。
ステージには立つことがで来ませんが、
「サポートメンバー」も大事なメンバーになります。
僕も、練習に参加出来ずサポートメンバーとして参加したイベントもあります。チームの演舞の動画撮影や道具の管理など、意外とやることが多く忙しいサポートメンバーですが、チームの演舞を一番近くでみれたりもできるので、仲間の演舞を見てると誇らしい気持ちになります。
RPGでいうと『ホームタウンの宿屋のマスター。あるいは酒場の女主人。』
けして表には立たないですが、いてもらわないとチームとして成り立たない。そんな存在です。
サポートメンバーの皆さんいつもありがとうございます。
まとめ
よさこいの演舞での役割は、大きく分けると
「踊り子」
「口上」
「旗振り」
「サポートメンバー」
になります。
基本的には踊り子がメインですが、他にも沢山の関わり方があります。
踊りが苦手でもお祭りに参加したい人もぜひ参加してみてください!
絶対におもしろいです!!